11/22 トレーニングマッチの結果(FC加古川)
2009.11.22
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【日時】 2009年11月22日(日)
【会場】 舞洲多目的運動場B面
【内容】 トレーニングマッチ [40/40/15]
【相手】 FC加古川(兵庫県1部4位)
【結果】 △1-1 (1-0/0-0/0-1)
【得点者】 田邉(桝井)
【出場メンバー】
1、2本目
GK:大久保(63分加堂)
DF:此下(40分後藤)、平泉、古川、弘中
MF:鎌田(40分南)、柳田(63分西村)、崔(63分中村)、安達(63分北野)
FW:桝井(63分谷本)、田邉(63分原弘晃)
3本目
GK:加堂
DF:北野、後藤、弘中、鎌田
MF:西村、南、中村、藤田
FW:谷本、原弘晃
【ゲームレポート】
対戦チームのFC加古川は、クラブチーム選手権で全国優勝するなど、かなりの実績を持った実力派チーム。事実、今年は兵庫県1部を4位でフィニッシュしており、府県リーグ決勝大会には進めなかったものの過去対戦した中でも最強クラスのチームであることには間違いない。
結果的には40分ハーフで見ると1-0、トータルでも1-1。このクラスの相手に互角の戦いができたのはすばらしい収穫でした。相手もベストメンバーとはいかなかったと思いますが、それはウチも同じこと。関西の各府県のトップクラスであろうと、Jを目指すようなチームや飛び抜けたチーム(FC大阪、TOJITSU、関学クラブ、アルテリーヴォ等)でなければ十分に戦えるという実感を私自身が感じたし、それは試合に出てたみんなも同じことだと思います。
試合展開としては、前半の最初20分はかなり押し込まれたと思います。こちらのイージーミスも重なって決定的なシーンも作られましたが、何とか持ちこたえて27分に田邉が先制ゴール。そこからは相手の運動量が落ちたこともありACMRペース。南銀のすばらしい突破からの決定機もあったりとゲームを掌握したものの1-0のまま折り返し。後半は相手がポゼッションを握っていましたが、徐々に落ち着きを取り戻したDFラインが的確な守備で決定機を作らせず。後半20分からは出ていないメンバー全員を出して、それでも勝ちきることができました。
反面、相手のフィジカル面の強さに押されるシーンが散見されたのも気になりました。相手には特別なタレントはいなかったと思いますが、一人一人の球際の厳しさやパワーには目を見張るものがあり、ツートップのコンビネーションでギャップを作ってくるプレーは非常に高いレベルにありました。先週の神戸FCの方がキレイなサッカーをするけど、逞しさという意味では加古川の方が上かな、と。実際、こちらも先発メンバーのうちは露呈しなかったフィジカル面の問題が、後半20分にメンバーを変えてからは押し込まれるシーンが増えました。
そういった面も含めてフィジカル面の強化、そして単純に身体能力だけではなく球際の争いにおける「ハート」の面も強化していく必要があると思いました。また、現場でも言いましたがこの試合での先発組と控え組の意識の乖離も多少なりともあると思いました。出ていない人にも、もっと「ギラギラしたもの」を持っていて欲しいし、内に秘めてるのかもしれないけどゲームの内外で表現していかないと宝の持ち腐れです。特にこのゲームは桝井氏の判断で最後20分は全員を出してくれたわけなので、その思いにはもっと応えてほしいなというのが本音です。
その辺はこれからフォーカスして強化していこうとは思いますが、あくまでも個人個人の気の持ちよう次第。厳しいようですが、みんなに同じ方向を見ていてほしいし、そいうでなければ昇格決定戦は勝てないと思ってますのであえて書きました。
来週のゲームを挟んで昇格決定戦です。がんばりましょう。
大久保/5.5 2度飛び出して2度とも届かず大急ぎで戻っていたプレーは爆笑しました。まだまだ判断と声に課題があり、キックの飛距離が不十分なところを相手ボランチにヘディングで跳ね返されて1対1を作られたシーンも気になりました。60分で無失点は評価できるしキャッチは安定していた。
此下/5.0 立ち上がりから安定感を欠き決定的なミスも。時間とともに落ち着きを取り戻し効果的なインターセプトや、奪ったボールをダイレクトでボランチに当てるなど成長の跡も。ビルドアップは改善の余地あり。
平泉/5.5 此下氏と同様、立ち上がりのミスが目立つも高さを活かして無失点に貢献。相手が背を向けている状態では非常に強いが、前を向かれた際の対応に難あり。
古川/6.0 的確なポジショニングとカバーリングが光る。何回かあっさり前向かれたりしてたものの、全体的には及第点。ボールを奪った後、フィードするときと後ろに下げてゲームを作り直すときの使い分けが絶妙で、やっぱりよくサッカー知ってるなぁという感じ。
弘中/6.5 無尽蔵のスタミナと手堅いプレー。前半だけでも南銀とのコンビネーションから深い位置まで進出してボールを受けるなど攻撃面でのプレーも評価できる。いよいよ本領発揮か。
鎌田/5.5 中盤のダイナモとして奔走。バランス取りに奔走し中盤を引き締めた。あとは長いパスでゲームを作ってほしいところ。
柳田/5.5 さすがのテクニックからゲームを組み立てる。やはりそのキープ力は随所で光っていた。何度か危険なボールロストがあったので、その辺りを減らしてほしい。
崔/6.5 要所要所でセカンドボールを拾い中盤の広範囲をカバー。田邉の決定機を作り出した左再度の突破はすばらしかった。
安達/6.0 豊富な運動量と持ち前の馬力でチームを引っ張る。縦へのスピードは十分に通用していた。
桝井/5.5 ポストワークでのミスが目立ったものの、狙い通りの展開から1アシスト。誠次からのパスをフィニッシュにつなげたが、ボテボテだった。
田邉/6.0 自身の武器を存分に活かした先制ゴール。組み立ての中ではミスも多かったが、積極的な守備も奏功しよくゲームに絡んでいた。南銀のパスからのシュートは決めたかった。
後藤/5.5 ビルドアップで問題点もあったが、ヘディングの高さや安定感あるプレーぶりはさすがの貫禄。定位置奪回に向けてここからが正念場。
北野/5.5 持ち味であるパワーを活かして中盤でファイトした。良い形でボールを受ける機会は少なかったが存在感は見せた。
西村/5.0 周作らしいボールのさばき方の片鱗は見せたものの、相手のパワーに押されて思い通りのプレーはできず。フィジカル強化は急務。
中村/5.0 時折、そのテクニックは見せたがもっとできるはず。もっとファイトしてほしい。
南/5.5 後半から出場、その視野の広さと確かな技術をゲームの中で表現できていた。反面、イージーミスでピンチを招くシーンもあったので修正してほしい。
藤田/― 出場時間短く評価対象にならず。
原弘晃/5.0 持ち味のスピードは攻撃面で出せず。どこでボールが欲しいのか要求が少ない。
谷本/5.0 良い形でボールを受けられず孤立気味に。最後はハイボールに対してよく競っていた。
いつぺいさん。これからは昴佑の隣にいるだけで罰金という新ルールが適用された。
この日の指揮を取った桝井氏。蝿の止まるようなシュートを炸裂させた。
このぴー氏。この表情に三十路の貫禄が漲ります。
このピー氏その2。「カメラ向けられて照れるのはやめてください」と周作氏に突っ込まれる。
スタメン。ええ写真やね!やっぱり集合写真はくっついて撮るのが肝要。
円陣。
整列の図。
鮮烈な突破を見せたSilver氏。
激しくアップダウンを繰り返し攻守の起点となったユウタン。